What

マクロ展開の

• 事前条件
• 事後条件

を明記して、展開時に自動でアサーションが行われるようにするための各種ライブラリを追加する。

Why

• マクロ定義中で、想定している引数の形式/展開後の状態を明記したい
• アサーションの処理を毎回直接記述するとマクロ定義が煩雑になってしまう

現状ではマクロがすべてグローバルで定義されていて、名前が被っていないか気をつける必要がある。
また、多重インポートになっていないかも気をつける必要がある。

問題点

include(list.m4)dnl
define([list_a], [])dnl
define([list_b], [foo])dnl
define([list_c], [foo, bar])dnl
length([list_a])
dnl => 1 (list_a を「空文字列1つを要素に持つリスト」として扱ってしまう)
length([list_b])
dnl => 1
length([list_c])
dnl => 2

というふうに、現状の length マクロでは空リストを適切に扱えない

解決策

空リストの特別な表現 ( empty 等) を用意する

What

実行時型識別 (RTTI) を含む値のフォーマットを規定し、それを扱うためのライブラリを用意する

Why

マクロ展開中は文字列を様々な意味に再解釈できるが、それは「あるマクロから呼び出される別のマクロに文脈が正しく伝わっていない状態」を生み出す可能性がある

• 環境(変数名と値の対応関係)
• 定義コード

のふたつを管理する必要があり、定義コード内で環境内の変数を参照している場合は、どんな文脈で呼び出されても同じ環境の同じ変数を参照しなければならない。